
院長ごあいさつ
当院では肩こりや腰痛など整形外科一般の診療を中心としながら、とりわけブロック注射に力を入れています。
ちょっとしたことでも「こんな痛み我慢すれば…」と思わずに、お気軽にご相談ください。来院してくださった患者様に安心して治療を受けていただき、全ての患者様の痛みが和らいで晴れ晴れとした顔で帰ってもらえるようなクリニックを目指しています。

学歴・主な職歴
平成5年 | 福島県立医科大学 卒業 |
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平成14年 | 福島県立医科大学医学部大学院 卒業 |
平成5年 | 福島県立医科大学医学部整形外科講座 入局 |
平成11年~12年 | University of California, San Diego 留学 |
平成19年 | 岩井整形外科内科病院整形外科 |
平成20年 | 厚生中央病院整形外科医長 |
平成22年 | 東京北社会保険病院整形外科医長 |
平成24年 | 練馬光が丘病院整形外科部長 |
平成26年 | いがらし整形外科 スパインクリニック開業 |
資格
医学博士 |
日本整形外科学会専門医 |
日本整形外科学会脊椎脊髄病医 |
日本脊椎脊髄病学会指導医 |
所属学会
日本整形外科学会 |
日本脊椎脊髄病学会 |
脊椎と神経を語る会 |

父親が消化器内科の医師をしており、小さい頃から医師という職業が身近だったため、物心ついたころから自分も父のように医師になるものと思っていました。
整形外科医を志したのは、大学1年生の時にスキーで足を骨折し、整形外科に入院したことがきっかけです。入院生活で、自分自身が患者として辛い痛みを経験し、「痛みで困っている患者様の助けになりたい」と思うようになりました。

大学では脊椎疾患の世界的権威である菊地臣一先生の教室で14年に亘り、脊椎疾患の治療と研究を行いました。菊地先生は、福島県立医科大学を整形外科の分野で一流にするため、多くの一流医療機関に人材を送るなど教育の面にも力を入れておられました。そんな菊地先生のお力添えもあり、私も平成11年に、University of California, San Diegoに留学し、1年半にわたって脊椎疾患に関する基礎研究を行いました。そうした研究の結果、平成12年には椎間板ヘルニアに関する基礎研究で国際腰椎学会の学会賞(Volvo Award)をいただくことができました。

大学病院では手術を回避した治療法は手間と時間がかかるため、入院してすぐ手術という症例が多くなります。しかし、菊地先生は患者様の身体に負担がかからないようなるべく手術をしない方針を取られておりました。そうした菊地先生の教えが、今では私の治療方針の源流となっています。当院では、ブロック療法を治療の軸として、痛みの連鎖を断ち切り、神経の回復を促す治療をしています。ブロック注射などの保存療法を続けることで、手術をしなくても治る患者様も多くいらっしゃいます。より正確で安全にブロック注射を行うため、「透視下ブロック」の設備も整えております。
もちろん早急に手術を必要とする場合には、信頼できる協力医療機関にご紹介いたします。また、紹介だけでなく、非常勤で勤務している連携病院にて、私が手術に対応することも可能です。

私は患者様一人ひとりとコミュニケーションをとり、その意思を最大限に尊重した医療を提供することを大切にしています。
肩こりや腰痛など、ちょっとしたことでも「こんな痛み我慢すればと…」と思わずに、お気軽にご相談ください。
来院してくださった患者様に安心して治療を受けていただき、全ての患者様の痛みが和らいで晴れ晴れとした顔で帰ってもらえるようなクリニックにしたいです。
主な業績
- Anatomic Study of the Axis for Surgical Planning of Transarticular Screw Fixation.Clinical Orthopaedics and Related Research, 408: 162-166, 2003.
- Exogenous Tumor Necrosis Factor-Alpha Mimics Nucleus Puposus-Induced Neuropathology.Spine, 25: 2975-2980, 2000.
- Effect of acute nerve root compression on endoneurial fluid pressure and blood flow in rat dorsal root ganglia. Journal of Orthopaedic Research, 23: 420-424, 2005.
- 馬尾慢性圧迫モデルに対するLipo prostaglandin E1の効果
- - デジタルハイスコープビデオシステムを用いての検討 -
- 臨床整形外科, 36: 853-858, 2001.
- 疼痛とTNFα
- 骨・関節・靱帯, 14: 649-653, 2001.
- 腰仙部硬膜外ブロックにステロイドは必要か?
- 脊椎脊髄ジャーナル, 17: 144-145, 2004.
- 頚椎・脊椎の手術について
- 整形外科看護2005秋季増刊, 32-39, 2005.
- 急性腰痛の診察ABC red flags鑑別のポイント
- JIM, 15: 806-809, 2005.
- プロスタグランジン製剤の効果 – オパルモン -
- 整形外科看護, 11: 29-30, 2006
- 肩こり・腰痛の臨床 – これだけは知っておきたい運動器疾患 -
- 総論Modern Physician, 26: 219-221, 2006.
- 腰痛とその治療法
- 産婦人科治療, 92: 157-161, 2006.
- 腰痛に対する理学療法
- 臨床と研究, 83: 531-534, 2006.
- 補完・代替療法カイロプラクティック, 金芳堂, 東京, 2006.
- 腰下肢痛の診断と治療、ブロック療法
- 痛みと臨床, 7: 39-47, 2007.
- 慢性腰痛に対するリエゾン精神医学アプローチ
- Monthly Orthopaedics. 20: 17-21, 2007.
- 腰痛に対する予防的アプローチのEBMMonthly Orthopaedics, 21: 1-6, 2008.
- 腰仙部神経根障害における疼痛と腰痛関連機能障害の乖離
- - BS-POPの有用性-
- 臨床整形外科, 43: 1205-1209. 2008